クリスマスのお祝い
わたしが保育園児とか、本当に小さかった頃は家でクリスマスプレゼントをもらったような記憶もありますが、気がついたときには「うちはキリスト教ではないから、クリスマスは特にお祝いとかしないよ」と母が言っていて、わたしの実家ではクリスマスに何かする、という習慣がありませんでした。
お墓参りとかでお寺に行くことはたまにあったけれど、たしかに教会には行っていなかったし、クリスマスがイエスさまの生誕をお祝いする行事であるならば、家でその日にお祝いするというのも変な話だなと、納得していました。クリスマスは、ちょっと世間はにぎやかになるけれど、我が家にとっては「年末のある一日」に過ぎませんでした。
大学に入ってから教会へ行くようになり、イエスさまについてたくさん学び、クリスマスはわたしにとって重要なイベントになりました。毎年、熱心にクリスマスの準備をしたし、イエスさまの生誕に感謝して幸せなクリスマスを過ごしました。クリスマスは特に何もせずに過ごして来たけれど、イエスさまを知って、イエスさまを信じるようになったからお祝いをするようになりました。
しかし最近、キリスト教を信じていても、信じていなかったとしても、多くの人はクリスマスは何かしら楽しく、喜びの中で過ごす人が多いのではないかなと考えました。
お寺の娘さんだった友人が、クリスマスは家族でお祝いすると言っていたことを思い出しました。キリスト教を信じていなくても、むしろまったく別の信仰を持っている家庭でも、お祝いする日なんだなと思いました。また、クリスマスにはなぜか、家族や友人、大切な人と過ごしたいと願う人が多いのかなと思いますが、これも不思議だなと思いました。
「クリスマス」という名目で、大切な人たちと会って、食事をしたり出かけたり、お互いに贈り物をしたりする。イエスさまがお生まれになったことを記念するその日、イエスさまを信じていても信じていなくても、よく知っていてもほとんど知らなくても、イエスさまのもとで、それぞれの場所で、多くの人がうれしく幸せな時間を過ごしているんだなと思いました。
(一方で、世間では戦争や貧困は絶えず、クリスマスどころではない人たちがいることも知っています。イエスさまの生誕をお祝いするクリスマスの日、一人でも多くの人が楽しく幸せに、また平安に過ごせることをお祈りします。)
わたしは教会に通いはじめてからも、クリスマスは教会でしかお祝いをしていませんでしたが、今年はついにツリーも買って、自宅でもお祝いです。大切なイエスさまの生誕を家族でもお祝いして、感謝して過ごしたいと思います。
☆☆この記事は、現在わたしが所属している天運教会のアドベントカレンダー企画に参加しています。