仕事

風邪ひきさん

我が家の一歳さんは、エンドレスで風邪をひきますが、ごくたまに親にも感染します。今回わたしは、しっかり風邪をもらいました。


コロナ陰性でしたが、強烈な風邪でした。微熱、咳、喉の痛み、頭痛、吐き気、鼻水。子どもはあっという間に元気になってきて、さすが若い……などという感想が漏れました。


仕事はそこそこいそがしく、有給も子どもの風邪などでそれなりにすでに使い込んでいて、残日数も少ない、という状況でした。「休めない」という単純な考えで出社を続けていたら、会社での昼食のときに味覚がないことに気がつき、まじでやばいと思いました。その日は早退し、翌日はおとなしく会社を休みました。


家族の発熱外来に付き添ったことは何度もありましたが、自分が受診したことはなく、いわゆるかかりつけ医がない状態でした。風邪症状の初診で診察はできないと書いてあるクリニックも見かけて、困っていたところ、教会の先輩が近場のクリニックを教えてくれました。電話をしてみたところ「今日ひとりキャンセルが出たので、夜なら診察できます」と!神さま感謝します!診察が夜だったのでその日はお薬はもらえず、翌日もらいに行きましたが、複数の調剤薬局で咳止めのお薬が在庫切れ。入荷待ちの薬局で夜になって受け取ることができました。


そして、やっと受け取ったお薬は効かず、特に咳が治らなくて、息も苦しく、夜も眠れないほどでした。会社はすでに何日も休んでしまっていて、また「休めない」という考えがわたしにやってきました。「次の出社日の帰りに、会社の近くとか駅の近くで、どこか病院に行ってみようかなあ」と考えてぼそぼそつぶやいていたら、「その状態で会社行こうとしてるの?」と夫に尋ねられました。たしかに……。咳は止まらないし、声は変だし、頭もずきずきしている。わたし、仕事のことばかり考えている、と思いました。風邪とはいえ、思えば自分のために休みを使ったこと自体、本当に久しぶりでした。


結局、仕事をしばらく休んでもよくならず、別の病院へ行ってみたところ思わぬ病気が見つかりました。風邪をひいたことがきっかけで症状が出て、判明した形でした。数か月〜数年、通院が必要とのこと。お薬をもらって症状が楽になって、もっと自分、大事にしよう……と思いました。